キャンプにクーラーボックスは必要ですか?
クーラーボックスはキャンプに必要だよ。
クーラーボックスは家庭での冷蔵庫のようなもの。
生活に冷蔵庫は必需品だよね。
クーラーボックスの種類って、色々ありすぎてどのようなものを選べばよいかよくわかりません。
では本日は、クーラーボックスについて詳しく説明するね。
筆者紹介
私はキャンプ歴10年で、今までに色々なクーラーボックスを使用してきました。
そんな経験をもとに、今回も説明をさせていただきます。
この記事がおすすめの方
- クーラーボックスって、どんなものを選べばよいのか、よくわからない!
- 購入に失敗したくないので、種類や選び方を教えてほしい!
目次
クーラーボックスについて
種類を知ろう
クーラーボックスは、大きく分けるとハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスになります。
ハードクーラーボックスとは、プラスチックなどの硬い材質で作られている、変形しないクーラーボックスです。
それに対してソフトクーラーボックスとは、ケースがポリエステルなどの柔らかい材料で作られているクーラーボックスです。
それぞれの長所と短所は以下のとおりです。
ハードクーラーボックス
長所
- 保冷能力が優れている
- 蓋の上に飲み物や、食材を置ける
- イス代わりになるぐらい、丈夫なものもある
短所
- 本体自体が重い
- 断熱材が厚いので、大きさの割に内容量が小さい
- 中身が空気でも、大きさはそのまま
ソフトクーラーボックス
長所
- 本体自体が軽量
- コンパクトに収納できる
- 入れるものの形状に柔軟に対応できる
短所
- 保冷力はあまり高くない
- 上にものを置くと、中身ごとつぶれる
断熱材って?
クーラーボックスをアマゾンなどで見ていると、『断熱材』という言葉を目にします。
ソフトクーラーボックスは、ウレタンなどの柔らかい材質が使われていますが、断熱材自体が薄いのであまり気にする必要はありません。
ハードクーラーボックスは、断熱材によって保冷力が大きく変化しますので注意しましょう。
ハードクーラーボックスに使われている断熱材は主に
- 真空断熱(材質ではなく、断熱の方式)
- ウレタン(発泡ウレタン)
- スチロール(発泡スチロール)
があります。
保冷力としては
真空断熱 > ウレタン > スチロール
となり、お値段の高さも同じ順序です。
キャンプ用のクーラーボックスのほとんどがウレタンですが、安価なものはスチロールが使われているものもあります。
真空断熱はキャンプ用としてはオーバースペックなので、価格帯、保冷力の視点からウレタンのものがよいでしょう。
大きさの『リットル』とは?
クーラーボックスの内容量はリットルで表されています。
これは単純に水を入れると何リットル入るかということなので、形状やボックス内の突起などでどれだけ入るかというのは大きく異なります。
初めて購入するときはサイズ感がつかみにくいかもしれませんが、1つ買ってみると、それを目安に分かるようになります。
サイズの目安
- 20L - 4人家族でのデイキャン用、もしくはキャンプでの飲み物用
- 35L - 4人家族での1泊2日のキャンプ用
- 50L - 4人家族での2泊3日のキャンプ用
どんなクーラーボックスを選べばいいの?
おすすめのタイプ
キャンプにメインで使用するクーラーボックスは、断熱材がウレタンのハードタイプがおすすめです。
自分が好きなブランドのものなら、さらに愛着を持って使用できるでしょう。
キャンプ中に冷蔵庫として大切な役割を担っているクーラーボックスは、大きさと保冷力が重要です。
家族構成、宿泊日数、食事の予定、飲み物をどれだけ持っていくか、などを考慮して選んでみてください。
本気でキャンプを続けようとお思いなら、クーラーボックスは2ケ持ちがおすすめです。
食材用の大きめのハードタイプと、飲み物やデザート用の小さめのソフトタイプです。
キャンプ中は飲み物や食材の出し入れが意外と多いので、頻繁に開け閉めをすることで貴重な冷気が失われてしまいます。
食材と飲み物を一緒に入れていると、中でぐちゃぐちゃになってしまい探す時間も長くなります。
2つのクーラーボックスに分類することで探す時間や開放時間が短くなります。
どれぐらいの大きさを選べばいいの?
4人家族で2泊3日のキャンプを想定するなら、約50Lタイプです。
理想としては、クーラーボックスは大きければ大きいほどよいと思います。
キャンプでの食事は冷蔵品が多く、パッケージングも意外にかさ張ります。
例えば、お肉、ソーセージ、卵、デザートのプリン。
これだけでもかさ張るというのはイメージしていただけると思います。
大きめのクーラーボックスのはずなのに、キャンプの途中での買い出しを袋ごと入れようとしても意外に入らないということも。
袋ごとドサッと入れて、早くキャンプ場に向かいたいですよね。
だからクーラーボックスは、少し余裕があるぐらいの大きさのものがおすすめなのです。
しかし、大きなクーラーボックスは広大な車のスペース要しますし、重くなって運搬も大変です。
車のスペースと運搬方法をよく考えてから選ぶ必要があります。
参考
- 4人家族で1泊2日のキャンプを想定した場合は、15Lのソフトクーラーと30Lのハードクーラー
- 4人家族で2泊3日のキャンプを想定した場合は、20Lのソフトクーラーと50Lのハードクーラー
メーカーは?
キャンプ用のクーラーボックスは、コールマン、イグルー、サーモスが有名です。
これらのメーカーのものは私も実際に使ったことがあるので、本当におすすめできます。
他にも色々なメーカーのものや種類がありますので、大きさや断熱材を考慮して選びましょう。
本当にあった、クーラーボックスの失敗談
これらは私が実際に体験したものです。
同じ失敗をしないよう、参考にしてください。
ハードクーラーは頑固もの
キャンプに行く途中買い物をして、袋ごとハードクーラーボックスに入れようとしましたが、蓋が閉まりませんでした。
キャンプ場まですぐだったため、後から整理してようと思いそのまま向かいました。
しかし、ふたが浮いていることを忘れて上に重いものを乗せてしまったのでしょう、食材がつぶれていました。
ハードクーラーは丈夫なので上に座ったりものを乗せたりすることが出来ますが、変形してくれません。
大雑把に入れると蓋が閉まらないこともしばしば。
横着せずにきれいに入れましょう。
保冷材の寿命を決めるのは自分自身
クーラーボックスの冷気は保冷剤を継ぎ足さない限り有限なので、
- 開閉回数を減らす
- 日なたに置かない
- 地面から遠ざける
などが保冷剤を長持ちさせるコツです。
最初ころは基本をしっかりと守っていましたが、2泊3日程度のキャンプなら保冷剤が余裕で持つことから、だんだん無造作になってしまっていました。
ある秋口のまだ暑い時期でのキャンプのことです。
2泊3日の2日目の夜、ビールがぬるい。
保冷剤を確認すると、全て溶けてしまっていたのです。
今までは、クーラースタンドを使っていたのに、今回は荷物を減らすためにと地べたに置き、開閉回数や時間も意識していませんでした。
ぬるいビールを飲むことで、保冷材の大切さを思い知り、初心を思い出させてくれた出来事でした。
保冷材として、2Lのペットボトルの水を少し減らして凍らせたものを2本入れておくと、2泊3日はもちます。
私は、ソフトクーラー用の保冷材はスーパーに売られている氷板を使用しています。
クーラー君はいずこに?
キャンプを始めたての頃は、車への積み込みも計画を立てて慎重に行っていました。
出す順序や形を考え丁寧に。
しかし慣れてくると、これもだんだんと大雑把になってきます。
キャンプ場に向かっていたある日、いつものように買い物を済ませ、お肉やお刺身をクーラーボックスに入れようと車のトランクを開けましたが、クーラーボックスがありません。
「あれ?クーラー君はどこに行ったの?」一瞬考えました。
なんと、トランクの一番奥の底の方に入れてしまっていたのです。
こうなると、すべての荷物を取り出さなければなりません。
しかたがなくスーパーの袋のままキャンプ場に行き、後から入れましたが、クーラーボックスは開閉しやすい位置に置かなければいけないと改めて思いました。
クーラーボックスは重くてかさばるので、どうしても下に置くことになります。
上にシュラフなどの軽くてすぐに取り出せるものを置くとよいです。
まとめ
いかがでしたか。
記事をまとめると
- クーラーボックスは、ハードタイプとソフトタイプがある
- ハードは、保冷力に優れているが、かさ張る
- ソフトクーラーは、軽くて収納に優れるが、保冷力が弱い
- おすすめは、断熱材にポリウレタンが使われている約50Lのハードクーラーボックス
- キャンプを続けるのなら、小さめのソフトクーラーボックスも持っておくと便利
- 保冷材として、2Lのペットボトルの水を少し減らして凍らせたもの2本で、2泊3日もつ
- クーラーボックスは、車のトランクの開閉しやすい位置に置く
この記事を参考に、あなたがぴったりのクーラーボックスを見つけられたなら、とてもうれしく思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。