テントで使うシートやマットって、どんなものを購入すればよいのですか?
じゃあ本日は、キャンプで使用するシートやマットについて説明するね。
この記事の概要
- キャンプで使用するシートやマットの種類を説明します
- それぞれの役目や使い方、注意点を解説します
目次
キャンプで使うシートやマット
キャンプで主に使用するものは
- グランドシート
- インナーマット
- パーソナルマット
の3種類になります。
他にも、リビングスペースに使用するフロアマットやルーフに設置するシールドシートなどもありますが、本日は上記についての説明をしていきます。
グランドシート
グランドシートとは
グランドシートは地面とテントの間に敷いて使用します。
役割
- テントの生地を石や木から守る
- 地面の水分や湿気をテントの内部に侵入させない
グランドシートの多くはビニール生地です。
これは、雨や地面の湿気などを染み込ませないようにするためです。
使い方と注意点
グランドシートは使い方を間違えるとテントの中に水が入ってきたり、テント生地を傷めてしまったりするので、注意点をしっかりと確認してから使用してください。
使い方
グランドシートはテントを設営する場所に敷いて使用します。
出番は最初です。
その上に、テントやインナールームを設置します。
その時、グランドシートを敷く場所にある石や木の枝などはきれいに取り除いておいてください。
就寝時、背中に石や木の枝があると寝心地が悪くなります。
夜中にテントの外に出て取り除くのは大変ですし、テントの中央付近は簡単に取り除くことが出来ないこともあります。
注意点
注意点として、グランドシートはテントの外側に絶対はみ出さないことです。
はみ出しているとそこから雨がテントとグランドシートとの間に入って溜まり、テント内部に浸水してきます。
グランドシートは寝る場所の下に敷いていればよいので、多少寸足らずでもテントからはみ出さないように設置してください。
メーカーの専用品ならぴったりサイズなのですが、ブルーシートや汎用品を使用した場合は、端を内側に織り込んでテントより一回り小さくしてください。
種類によってはペグが打てるようになっているものもありますが、これはレジャーシートとして使用するためのものです。
テントの下にペグがあるとテントの生地を傷めることにもなりますし、怪我をする可能性もあります。
商品の紹介にグランドシートがすごくはみ出していたり、ペグを打っていたりと、使用方法を誤解させるような写真を使っているものもありますので注意してください。
おすすめのグランドシート
有名メーカーコールマンのマルチグランドシートです。
少々お値段は張るものの、色々なシーンで使用できる汎用性の高いシートです。
グランドシートはブルーシートでも代用できます。
実は私もブルーシートを使っています。
インナーマット
インナーマットとは
インナーマットはテントの中に敷いて使用します。
役割
- テントの生地を守る
- 地面からの底冷えを防ぐ
- テント内の快適性向上
インナーマットは歩いたり、上から物を落としたりしたときにテントの生地を守ってくれます。
内部には発泡ウレタンなどが入っていてクッション性があるので、テント内を快適にしてくれます。
また、地面からの冷気をしっかりと遮断してくれます。
使い方と注意点
インナーマットがあるのとないのではテントの快適性が大きく変わります。
寒い時期は、体と地面との間に空気の層を何層も作っておかないと体温を奪われます。
長くキャンプを楽しもうと思っておられるなら、インナーマットは必須のアイテムですよ。
使い方
テントを設営したら、荷物を入れる前にインナーマットを設置します。
折り畳みのものや丸めて収納しているものなどがありますが、基本的に広げるだけです。
使用しているテントの専用品ならサイズはぴったりなのですが、汎用品を使用する場合はテントに合わせて端を折りたたんだり、寝る場所や荷物を置く場所がカバーできるように設置します。
注意点
インナーマットは折り畳み式と丸めて収納タイプのものがあります。
どちらのタイプもキャンプグッズの中でも、かさ張る部類に入ります。
インナーマットは空気を含むことによってクッション性を出していますので、どうしても大きくなってしまいます。
折り畳み式のものは、広げたり折りたたんだりするだけなので使用するのは簡単なのですが、かさ張ります。
丸めて収納するものは比較的コンパクトになりますが、収納するのに少しコツが必要です。
このコツを理解していないと撤収時に苦労します。
丸めるタイプの撤収手順は以下の通りです。
- できるだけテントの中にあるものを外に出し、スペースを確保する
- 説明書通りの形に折りたたむ
- 端から空気を抜くように丸めていく
- 時々、膝を使って体重をかけて空気を抜く
端からしっかり空気を抜いていかないと収納袋に入らなかったり、コンプレッション用(圧縮用)のコードがとどかなかったりします。
家の広い場所で収納の練習をしていくと安心です。
パーソナルマット
パーソナルマットとは
パーソナルマットは断熱や寝心地をよくするために使用します。
1人1枚ずつ使用するのでパーソナル(個人用)マットと呼びます。
役割
- 寝心地を飛躍的に向上させる
- 地面からの冷気を遮断する
自分に合ったパーソナルマットを使用すると、とても快適に寝ることができます。
しっかりとしたパーソナルマットは、地面の硬さや冷気を感じさせません。
パーソナルマットには以下の種類のものがあります。
ポリエチレンマット | よく見る銀マットです。
軽量でパンクはしませんが、かさ張る、寝心地はあまりよくないという特徴があります。 |
インフレーターマット | バルブを開けると中のウレタンにより、一定のところまで自分で膨らむマットです。
最終的に自分で空気を入れて硬さを調整します。 コンパクトに収納できますが、パンクをすると寝心地が大きく低下します。 |
エアーマット | 最初から最後まで自分で空気を入れて膨らますタイプです。
非常にコンパクトになりますが、空気入れが必要です。 穴が開くと使用できません。 |
使い方と注意点
パーソナルマットは、キャンプはもちろんバンガローやコテージ泊など様々なシーンで使用することが出来ます。
使い方
パーソナルマットはインナーマットとシュラフ(寝袋)の間に敷いて使用します。
自分の寝る場所を確認したら、シュラフを敷く前にパーソナルマットを設置します。
設置できたら一度寝てみて、硬さや寝心地などを確認してみてください。
注意点
空気を入れるタイプのマットを久々に使用する場合は、漏れがないかを家で必ずチェックしておいてください。
ふわふわの芝生の上でのキャンプならまだしも、下が土などの硬いところでマットがパンクしてしまうと、悲惨な夜を過ごすことになってしまいます。
空気は少し固めぐらいに注入し、しっかりとバルブを閉めます。
バルブが完全に閉まっていなくて、夜中にしぼんでしまったということはよく聞く話です。
バルブを閉めていても空気は少しずつ漏れていきますので、連泊の場合は毎日入れましょう。
おすすめのパーソナルマット
コールマンのインフレーターマットです。
有名メーカーなので安心感があります。
非常にコスパのよい商品です。
パンクが心配な方はサーマレストのZライト シリーズがおすすめ。
寝心地は少し硬めですが、シーンを選ばない信頼性があります。
まとめ
いかがでしたか。
以上の記事をまとめると、
- キャンプではグランドシート、インナーマット、パーソナルマットを使用する
- テントを設営する場所に敷いて使用するものをグランドシート
- テントの中に敷いて使用するものをインナーマット
- インナーマットとシュラフ(寝袋)の間に敷いて使用するものをパーソナルマットという
それらはどれも必需品である。
多くのものの中から最適な一枚を探すことは大変だと思いますが、記事を参考にぜひ自分にぴったりのものを探して出してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。