どんなテントだい?
では、テントはどれくらいの大きさのものを選べばよいのかを説明するよ。
筆者紹介
キャンプに魅了されてからというもの、2、3泊のキャンプを年に3回ぐらい楽しんでおります。
今まで色々なテントを購入してきましたので、その経験をもとに、テントの大きさについてご説明します。
この記事を読むと
- どれぐらいの大きさのテントが最適かを理解できる。
- 自分にぴったりな大きさのテントを購入することができる。
目次
シングルルームかツールームか
テントにはシングルルームとツールームの2種類があります。
シングルルームのテントは寝室だけのもの。
一般的にテントといえば、こちらをイメージする方が多いかもしれません。
シングルルームテント
ツールームテントはリビングスペースと寝室を合体させたもの。
テントとスクリーンタープが一体化したようなイメージ。
ツールームテント
最近はツールームテントを使用される方が多くなってきています。
今から解説するテントの大きさとは、寝室の話になります。
テントに表示されている使用人数とは、両者ともに寝室に寝られる人数です。
表示されている人数について
一人分の幅は55cm
テントに表示されている人数は55cm×180cmを大人1人分としています。
シングルベッドの幅が90cmなので、55cmという幅はかなり狭い設定となっています。
一晩中、あおむきで寝ていられるなら、この幅でよいのでしょうが、寝返りもうちますよね。
ですから、この人数というのはテント内でぎりぎり寝られるであろう人数が表示されています。
例えば4人なら 55cm×4人=220cm となります。
この幅に大人4人で一晩を明かすのは少々きびしいです。
大人2人+子供2人でちょうどよい大きさ。
大人2人+子供1人なら広々という感じです。
荷物を置くなら+1人~2人
基本的にテント内には荷物を置くスペースは考慮されていません。
でも、使用人数より+1人~2人の大きさのテントを選ぶと当然そこにはスペースがうまれます。
着替えや貴重品をテントの中に入れておきたいとお考えの方は、表示人数より+1人~2人の大きさのものを選びましょう。
大きければよいというものではない
設営や撤収が大変になる
テントが大きければ取り扱いが大変になります。
テントを広げるときや、たたむときにテントが大きいと苦労するのです。
それに、大きければ重量も重たくなります。
運搬自体は車なのでそれほど問題はないのですが、車への積み込み、サイトまで運んだりするのにもテントが重いと大変です。
ツールームテントだと、20㎏を超えるようなものもありますが、男性でも長距離を運ぶのはかなり苦労します。
適度な大きさのものがよい
テントを選ぶときは、テントに表示されている人数より+1人~2人のものを選ぶことをお勧めします。
そうすれば、ほどよく荷物を置くスペースもできて、快適にすごせます。
テント内の高さも重要で、通常はテントの一番高い部分が表示されています。
この高さが自分の身長より数十センチ高ければ、立って着替えができます。
テントの使用人数ごとの参考
1人~3人
ソロテントや、ツーリングテント、登山用のテントがこの大きさになります。
コンパクトさが最優先されており、テント内は寝るだけのスペースと考えられています。
軽量でコンパクトなうえ、風に強い設計になっているため、背は低く、テント内で立つことはできません。
4人
カップルや子供がまだ小さいファミリー向けです。
この使用人数は、コンパクトなテントの部類になり、室内はあまり広くないです。
子供を含めた4人であっても、窮屈に感じるかもしれません。
テントによっては横3人、上に1人と変則的な使用が書かれているものもありますので、サイズをしっかりと確認してください。
5人
これぐらいが大人2人+子供2人ぐらいの使用でぴったりのサイズです。
横並びに寝るなら幅が300㎝ぐらいあれば快適です。
子供が小さいうちは広く使えても、大きくなってくるとテント内が狭くなってきます。
はじめから、その分の余裕をもたせておくと、テントを買い替えなくても長く使えます。
6人以上
大人2人+子供2~3人でも快適に使用できます。
4人家族なら荷物もテント内に置けて便利です。
ただ、この大きさになると幕が大きくなるので、設営するのが大変になってきます。
ツールームテントなら、重量もかなり重くなってきます。
何人かで協力しながら設営してください。
まとめ
いかがでしたか。
まとめると
- テントに表示されている人数は55cm×180cmを大人1人分としている
- テントを選ぶときは表示人数より+1人~2人の大きさのものを選ぶ
- 変則的な寝かたが書かれているものもあるので、横並びで寝られるか幅をチェック
- 室内高が身長以上あれば、立って着替えられるので快適
よいテントは値段が高いので失敗したくないですよね。
以上をよくチェックして、自分にぴったりのテントを見つけてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。